5 連・ユカリ
実は俺は昨日きたお兄ちゃん二人組にボコられていたのであった。
ヒカリさんが何かを言って二人を返した後、また再びやってきて俺は殴られたのであった。頬に一発と腹に二発。むしろそれだけで済んでよかったとします。
「イツハ君、どうしたのその傷?」
「コケました」
コンビニの店長『連・紫』(むらじ・ユカリ)さん。
「あら、そうなのね。隠しカメラを見たら昨日イツハ君が男性二人に殴られていたようだけど、それとは関係ないのかしら」
「……」
「イツハくん、私だって責任があるのよ?本当のことを言って?」
「殴られました」
「正直に言ってくれてありがとう」
「はい」
「私では頼りがないかしら?」
「へ?」
「私とイツハ君ではコンビニのアルバイトとはいえ挨拶もするし関係値はできていると思っていたのだけれど……そう思っていたのは私だけだったのかしら。」
「えっと、どういう」
「もっと隠さずに頼ってほしいわ。もちろん今回のことだって連絡してくれれば駆け付けたし」
いや連さん女性やし呼べないよ
「えぇ」
「そんなに信用……ない?」
「次は必ず頼ります」
「ええ!いつでも頼ってね」