6 魔法少女二回目 編集中
生きる上で大切なのは、どれだけ今の自分の行動が。未来の自分に返るか考えれること。今なぜそれを食べるのか、今なぜそのご飯を食べるのか、なぜ筋トレするのか、何のためにパソコンをいじってITで仕事するのか、それが5年後何の役に立つのか、自分はこの会社にAGになぜ入ったのか。なぜここにいるのか、先輩はなぜあれを言ったのか、なぜそれがいいというのか、一回なぜを繰りかえすのか。
**********
魔法少女がいた
「やあ、またまた通りかかったらキミはどうやら恵まれているようだね。だけど慢心はよくない、だから僕がおまじないをかけていってあげよう、これで血なまぐさいことにはならないはずさ、まぁなにお礼なんかいらないよ強いて言うならお茶でも出してくれると嬉しいな」
そう言って勝手に入ってきて俺ん地の床になにやら指でなぞり始める魔女っ子
ちょっとなに言ってるのかわかんないけど最後だけわかった
とりあえずもう一度お茶を出せばいいのかな?
「なんてなるかぁああ!! 誰だあんた、勝手に家に入ってきて」
「んぅ? 魔法少女だとも」
なにしたらいいかわからないしどこから突っ込めばいいのかわからないからとりあえず出来ることからやり始める俺
できないことばかり考えてもメンヘラするだけだ。俺は元から、何もできない。何もできないのにできることばかりを考えても自分を苦しめるだけである……
「え?」
冷静に考えるとコワっ
魔女っ娘コスプレしたレディが俺んちに不法侵入って
なにこの状況...
相手がゴツい男性じゃないだけまだマシだけど
冷蔵庫から麦茶を取り出し魔女っ子の近くの机にそっとお茶を置く。
「どうぞ...粗茶ですが」
なんで俺が下手に出なければならないのか気を使わなければいけないのか
「おおありがとう」
そして驚くべきはここからであった
彼女は左手で指をなにやら宙で描くと
なんと俺が置いたコップがふわふわと浮かび上がりフラフラと彼女の方へ向かうではないか
「嘘」
「んぇ?少年もしかして信じていなかったの?まぁ別に行けどね、最近では信じる人の方が珍しいくらいだし、どこか出かける途中だったんでしょう?ここは任せて行ってきていいよ、なぁになにもとったりしないさあとで請求もない安心するといい」
書いている「何か」からは一切目を離さずにのんびりと言い放った彼女
俺はもう考えるのがめんどくさくなって財布と携帯と筆箱を持って外へ向かう
「え、じゃぁ、おねがいしゃす...」
「あーい」
あきらめムードに入った俺に彼女は一言
「きみ今日から、数々の受難を経験しそうだね」
そういってカラカラ笑う魔女っ娘
不吉なことを言わないでほしい
俺は家を後にした。